【みんなの疑問】おすすめはスペイン?イタリア?原産国の特徴

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どこ産のオリーブオイルが美味しいの?

店頭ではよく「スペイン産」「イタリア産」、そして「日本 小豆島産」など世界各地で製造されたオリーブオイルを目にします。

しかしどこのオリーブオイルが美味しいのか分からないので、僕自身も「なんとなく」オリーブオイルを選んでいました。

しかしオリーブオイルの産地によって、味わいや香りなどに傾向が見えてきます。オリーブオイルの味わいや香りを理解してくると、合わせる料理とのマリアージュ(相性)をイメージすることができ、食事が楽しくなってきます!

ぜひ新しいオリーブオイルを購入する際や、プレゼントなどの贈り物をする際に参考にしてみて下さい!

おすすめはどこ?スペイン?イタリア?それともギリシャ?

オリーブオイル ボトル

オリーブオイルの味わいは、ワインやお茶などと同じように「栽培地の地理」「土壌」「気候風土」「食文化」「品種」「農業手法」などの要素により左右されます。このことをフランス語で「テロワール」と言います。

国別産地で、絶対的な味わいや香りなどを決定するものではありませんが大きな傾向は似ています!

そこで、オリーブオイルの生産国別で特徴をまとめました。

原産国の特徴

オリーボイルの産地として、スペイン産やイタリア産などと聞くと高品質で美味しいオリーブオイルと思うかもしれませんが、それは間違いです。国によって、全てのオリーブオイルがそうであるとは限らないです。

とは言え、原産国によって味わいに特徴があるので、いろいろな国のオリーブオイルを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

スペイン

スペイン

オリーブオイル生産量1位。スペインでは300種近くのオリーブを栽培していると言われるほど、豊富に栽培しています。

スペイン産のオリーブオイルは、口当たりまろやかで風味豊かな味わいが特徴で多種多様な料理に合わせやすいです。スペインのオリーブオイル生産の半数以上が気候に恵まれているスペイン南部のアンダルシア産であり、高品質なオリーブオイルブランドも多数存在します。

なお大量販売用の商品から品質にこだわった優良ブランド商品まで、市場では混在しているため良いものを探すのが難しいのが事実です。

イタリア

イタリア

オリーブオイル生産量3位のイタリア。従来は生産量2位でしたが、近年ギリシャに追い越されてしまいました。とはいえ、オリーブ栽培品種は500種類近くと世界最多です。イタリアではオリーブオイルのコンテストが多く開催され、地域や生産者ごとに競い合っているためバラエティに富んだオリーブオイルが多数存在します。

イタリア産のオリーブオイルは、地域ごとのテロワールが色濃くでるのが特徴的です。山岳地域のオリーブオイルは、その食文化に根ざしたスパイシーなオリーブオイルが主に栽培され、一方で海沿地域のオリーブオイルは風味豊かでまろやかなオリーブオイルを活用しています。

ギリシャ

ギリシャ

最もエキストラバージンオリーブオイルを生産しているのがギリシャ。また世界最大のオリーブオイル消費国でもあります。クレタ島の島民一人当たりのオリーブオイル消費量は、年間120ℓとも言われています。

ギリシャ産のオリーブオイルは、コロネイキ種のオリーブオイルが主力です。ほのかに甘い香りに加え、緑茶のような香り、そして上品なコクのある味わいが特徴的です。

南アフリカ

南アフリカ

新しい生産地として南半球の南アフリカが注目を集めています。南半球のオリーブオイル生産時期は、ヨーロッパなどの北半球での生産時期と真逆になるため、オリーブオイル市場拡大にともない注目が集まっています。

南アフリカがオリーブオイルの産地と言われてもピンとこないかも知れませんが、ニューヨークや日本のオリーブオイルコンテストで受賞歴のあるエキストラバージンオリーブオイルの実績があります。

ワインなどの生産地の近くでオリーブ栽培が行われており、土壌や気候にも恵まれた環境で高品質なオリーブオイルが生産されています。

アメリカ

アメリカ合衆国

近年ではヨーロッパ地域以外でも、幅広くオリーブオイルの生産が進みアメリカでも生産されるようになりました。

アメリカでのオリーブオイルの生産は、広大な平地を利用し機械を活用した収穫が特徴的です。また南アフリカと同じく、後発的にオリーブオイルの生産を開始したため生産者の好みなどでオリーブ栽培がされています。そのため、ブレンドされたオリーブオイルが多く存在するため生産者によって味わいが変わるのも面白いところです。

日本

日本でオリーブオイル栽培が始まったのは香川県小豆島です。現在、日本のオリーブオイルの産地としても有名で、珍しい国産のエキストラバージンオリーブオイルを生産しています。

大切なことは「誰が」作っているのか

オリーブ

ここまでオリーブオイルの産地ごとの特徴を見ていきました。しかし、産地だけではオリーブオイルの美味しさを計ることはできません。

イタリア産のオリーブオイルであっても生産者が不真面目であれば、出来上がったオリーブオイルの品質は悪いものとなってしまいます。逆に、誠意ある生産者のオリーブオイルは、風味や品質まで管理が行き届いており美味しいオイルであるこは言うまでもありません。

ぜひあなた好みの産地のオリーブオイルを見つけた際には、生産者ごとにオリーブオイルを比べてみるのも興味深いと思います。きっとあなたにピッタリなオリーブオイルに出会うことができるでしょう!

まとめ

スペイン産、イタリア産など産地ごとにオリーブオイルの特徴があります。「イタリア産」だけなどと一つの国に縛られずに、各国のオリーブオイルを手に取ってみて味わってみるのも楽しみの一つです。

ぜひ日常のオリーブオイルを購入する際に、プレゼントなどの贈り物を選ぶ際に、オリーブオイルの産地も参考にしてみてください。

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