オリーブオイルは光や熱に弱く、酸化してしまいます。
そこで、
「”冷蔵庫”に入れておけば大丈夫!私、頭イイ!」
と考えていた僕は間違いでした。
翌日オリーブオイルを使おうと冷蔵庫をのぞくと、オリーブオイルはカチカチに固まっておりすぐに使えない。そんな経験みなさんもないですか。
オリーブオイルの適切な保存方法を守れていないと、風味や栄養成分を損ねることも。。。
そこで失敗せず、美味しく高品質のオリーブオイルを保存するための3つのポイントをまとめました!
オリーブオイルの命は「鮮度」
オリーブオイルの美味しさの秘訣は、爽やかな風味とコクにあります。しかし、オリーブオイルが酸化し鮮度が落ちると「風味が落ち、かつ栄養成分も低下」してしまいます。
つまり、オリーブオイルにとって「鮮度」が命であり、「酸化」が大敵です。
そもそもオリーブオイルは酸化しにくい油です。オリーブオイルには「オレイン酸」という成分が多く含まれており、この成分のおかげで酸化しにくくいです。また抗酸化作用のある「ポリフェノール」や「ビタミンE」を含むため、これらの成分の助けもあり酸化しにくいです。
とはいえ、正しい保存方法を守らなければ酸化がすすみ、最悪な場合だと人体に毒になることもあります。
失敗しない3つ保存ポイント
オリーブオイルが酸化する原因は、主に3つあります。
この3つの要因でオリーブオイルは酸化してしまい、本来の美味しさや健康効果を損ねてしまう恐れがあります。
しかし、この3つの酸化要因に対して、対策をすることで新鮮なオリーブオイルを美味しく保つことができます。保存状態がよければ1年半ほど、新鮮なオリーブオイルを楽しむことができます。
家庭でできるオリーブオイルの保存ポイントをレクチャーしますので、ぜひ今日からご家庭でお試しください。
ポイント1:光に当てない!
酸化が進んでしまう大きな要因が「紫外線」です。
日光を避けるのはもちろんですが、紫外線を遮るために黒い遮光瓶の容器を使用しているオイルを購入しましょう!
透明な瓶やペットボトル素材などを使っている容器は、紫外線や空気を通すの保存容器としては不合格です。もしそのような容器を使用しているオリーブオイルがあれば、缶やビニールへオイルを移しかえるか、周りをアルミホイルなどで覆い光を遮断しましょう。
ポイント2:温度管理
オリーブオイルの理想の温度は、15℃〜18℃くらいです。人間が快適にくらせる温度くらいと考えてもらうとわかりやすいです。
そのため、オリーブオイルは寒過ぎても暑過ぎてもよくありません。
寒すぎるとオリーブオイルは固まってしまいます。基本的に、オリーブオイルは10℃以下になると白い粒が見え始め、5℃以下になると固まってしまいます。ですので、冷蔵庫での保存はおすすめできません。
ちなみに固まってしまった場合、室内で常温に徐々に戻すことで酸化はほとんど進みます。しかし、急激に温度変化を与えると酸化してしまうので注意が必要です。
暑い場合は、寒い時よりも酸化が進みやすいので注意が必要です。オリーブオイルは30℃を超えると酸化がすすみやすくなるため、キッチンやコンロ、レンジ周りにオリーブオイルを置くのは控えましょう。
ポイント3:空気に触れない!
オリーブオイルは開封した時点で、酸化が進んでしまいます。ですので、理想として開封後1~2ヶ月で使い切りましょう。
とは言え、そんな早く使いきることができない場合は以下の点に注意しましょう。
保存におすすめの場所は?
オリーブオイルを保存するのに適している場所は、ヒンヤリして温度変化の少ない場所です。
僕自身は、下記場所でオリーブオイルを保存しています。ぜひ参考にしてみて下さい!
劣化したオリーブオイルの使い方
丁寧に保存したとしても、時間とともにオリーブオイルの酸化は進みます。そんな時でもオリーブオイルを美味しく使用できる方法を紹介いたします。
加熱に!炒め物や揚げ物に
オリーブオイルは生で食材にかけたりドレッシングのように使う方法は、風味が落ちたオリーブオイルは不向きです。そこで、もっとも簡単に美味しく使えるのが加熱調理です。
とくにオリーブオイルで揚げ物をすると、サラダ油にくらべてカラッと仕上がり冷めても美味しくいただけるのでオススメです。
フレーバーオイル
風味が落ちたオリーブオイルに、ガーリックやハーブなどを漬けて楽しむ方法です。バジルやローズマリーを加えたオリーブオイルを、ピザやパスタにかけるだけでも美味しくいただけます。
(ガーリックオリーブオイルの作り方はここから)
まとめ
オリーブオイルを最も美味しくいただくなら、開封直後がベストタイミングです。しかし、そのタイミングで全て使い切ることは難しいです。
ぜひオリーブオイルの保存ポイントを参考に、長く美味しいオリーブオイルを楽しんで下さい!
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